外国人移民は日本をめちゃめちゃ面白くしてくれると思う

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(留学生パーティー@タリン工科大学)

日本のニュースもできるだけチェックするようにしていますが、最近は移民受け入れ政策の是非がホットなトピックになっているようですねー。

あれだけ「移民受け入れ反対!!」を唱えていたはずの保守言論人やネトウヨも、さすがに現実を受け入れつつあるのか、あまりそういうことを言わなくなりましたね(笑)

まあ、政権も財界も地方で工場や農園を経営しているおっちゃんも「このペースで労働人口の急激な減少が続けばもう日本はもたない」ということをじゅうぶんわかっているでしょうからね。このまま移民受け入れを拡大するのは既定路線でしょう。

このブログでも繰り返し繰り返し書いているとおり、わたしはいまの政権が推し進めようとしている”事実上の外国人奴隷制度”みたいな移民政策には強硬に反対しています。

ただし、「移民を新しい日本国のメンバーとして対等に迎える」ということが実現できるならば(具体的には労働法の厳格な適用、定住者への参政権付与など)、移民受け入れ自体は日本にとって大きなチャンスになるんじゃないかなあと思います。

だって、外からどんどん人を受け入れることで、この世界的にも稀な均質性の高い窮屈な日本社会を、根底から揺さぶれるかもしれないじゃないですか。

これからも日本には世界各国からさまざまな人たちがやってきます。なので、お役所が「ダイバーシティ政策」がどうのこうの、と言っている間もなく勝手に日本社会は多様化・多文化化していくことでしょう。

週末の夜になると広場に南米系の人が集まっては大音量で音楽を流してパーティーを始めたり、知らない間に街角にモスクが建設されてたり、見たこともないエスニック料理を提供する店が立ち並んだり、町内会の役員が多国籍で構成されてたり、公園では日本人の子どもたちと外国人の子どもたちがサッカーをしていたりだとか、そんな光景が当たり前になっていくのだと思います。

(あれ、すでに日本のけっこうな地域がそんな感じになっているような・笑)

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あなたの職場にも外国人の同僚がやってくるかもしれません。もし彼・彼女が日本人とは異なるバックグラウンドを持っているのなら、「ニッポンの職場の常識」は通用しないかもしれませんよ。

「サービス残業??それって違法でしょ??労基署に通報しますよ」
「日本には退勤後に飲み会に行く文化があるんですか? でもわたしは帰りますよ、家族が大事なので」
「上司にパワハラを受けました。訴えます」

とかね。痛快ですよね!!

彼らに、「あのね、日本では権利を主張することは非常識なことなの。わかる?」と説教しても、まあ「わかりません」で終わりでしょうね(笑)

ニッポン特有のハイテコンテクスト文化なんて、その他の文化的バックグラウンドを持つ人々にはまーーーーったく通用しません。「空気を読む」だの「察する」だのなんて、アジアの片隅の島国限定のルールでしかないのです。

日本の異常な労働信仰とか非合理なしきたりだとかを、外から新しくやってくる人たちがガンガンぶっ壊してくれるかもしれないじゃないですか。なんかめっちゃわくわくしますよね。日本をどんどん面白い国にしてくれそう。

移民受け入れによってもたらされる社会の変化については楽観視してもいいんじゃないかなと思います。そんなことより、これから全力を注ぐ必要があるのは「日本にやってくる外国人への人権侵害を許さないように権力を徹底的に監視すること」でしょうね。その点こそが難関なのですが。でも絶対になんとかしなければならない。いっしょに日本を面白くしてくれそうな新メンバーなわけですから、不当な迫害なんかは許しちゃだめです。

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